「ミハイルお兄様~? ……こちらにいらっしゃると聞いたのですが……」
ある日、私は珍しく自室を出ていた。
外出は極端に制限されているが、今日はミハイルお兄様から許可をもらったのだ。彼が普段執務を行っている、図書館の一室へ出向くことを許された。
だが、部屋のドアを叩いてみても応答はない。
もしかしてお父様かアラム叔父様に呼び出されているのかも――そう思って部屋の前で待っていると、少し焦ったような足音が聞こえてきた。
「あぁっ……! 待たせちゃったね、ごめん……父上に呼び止められていたんだ」
「そうだったんですか。いらっしゃらないので、忘れてしまわれたのかと……」
「君がここに来てくれるのを忘れるわけないだろう? ……さ、中にお入り」
にっこりと笑ったミハイルお兄様は、そう言って部屋の扉を開けてくれた。
彼が王宮ではなく、図書室の一角を仕事場にしている理由は、元々ミハイルお兄様がこの図書館の管理をお父様から任されていたからだ。
今は事情があって宰相補佐をしているが、それまでこの図書館は彼の城だった――今はどうしても不在にしていることが多いので、司書を数人入れて本の管理を行っているらしい。
「懐かしいよね。みんなでこの図書館全部使ってかくれんぼをしたの……ルカ兄上に見つかって怒られちゃったけど」
「ありましたね……みーんな並んでお説教されて」
弟たちと一緒に遊んで回ったのも、今は懐かしい。
あの頃はまだ、私も竜族の女性として成熟していたわけではなかった。だからある程度は王宮の中を歩き回ることができたし、兄弟たちとそうして遊ぶことも許されていたのだ。
「そうだ、ミハイルお兄様。読みたい本があるんですけど……人間の国の童話って、この図書館に置いてありますか?」
「うん、あるよ。えーと……ここからは少し遠いから、後で司書に持ってきてもらおうか。君の部屋に直接届けさせるね」
ミハイルお兄様の頭の中には、この大きな図書館の蔵書がそのまま目録として組み込まれている。
優しい笑顔を向けてくれたミハイルお兄様がそっと頭を撫でてくれて、そのままぎゅっと体を抱き寄せられた。
「んっ……♡」
「今日はね、誰にも僕たちの邪魔をされたくなくて――司書も帰してしまったんだ。だから、本は明日でもいいかな?」
「はい――あ、っ♡じゃあ、ここには誰も……?」
「うん。僕らだけだよ――だから君がどれだけ可愛い声を上げても、誰も聞いていない。今日は、僕だけが君を堪能できるんだ」
うっとりとした表情を浮かべたミハイルお兄様が、抱きしめてくれる手に力を籠める。
背中で結んだドレスのリボンを解き、肌が少しずつ外気へと晒されていく――はっとして顔を上げた時には、私はすっかり下着だけの姿にされてしまった。
「ミハイルお兄様……! 待っ――ここでするんですか……?」
「うん。そのつもりで君のことをここに呼んだんだ……いつも部屋ばかりだから、たまにはどうかなと思ってね」
ちゅ♡と頬にキスをされると、体の奥がじわぁ……♡♡と熱くなった。
ほんの少し触れられただけ。それだけで、私の体はあっという間に反応してしまう。
「……わかりました。誰もいないなら、まぁ……」
司書は全て帰ってしまったというから、滅多なことでこの部屋を訪れる人もいないだろう。
ミハイルお兄様の服を少しずつ脱がしながら、私は現れた白い肌にそっと唇を押し付けた。
「ん……♡ちゅ♡♡んむっ……♡♡♡」
「ふふ、くすぐったい……♡」
「お兄様、は――乳首、ちゅっ……♡触られるの、好きですか……?」
鎖骨のあたりに何度も吸いつきながらそう尋ねると、隆起した喉仏が少しだけ上下した――どうやら、嫌いではなさそうだ。
「うん……わからないな。君が触ってくれたら、好きになるかも……?」
「でしたら、触って差し上げます。いつもお兄様が、私にしてくださっているみたいに……♡♡」
とはいえ、私の背丈ではお兄様の胸元を上手く刺激することができない。
お兄様には休憩用のソファに腰かけてもらい、私はその膝の上にそっと腰を下ろした。少し身を屈める形になるが、これで十分乳首を愛でることができるはずだ。
「まずは指で……んん、っ♡こうして……指でクリクリ、ってしていただくの……♡♡♡大好きなんです♡♡」
「っ……♡」
普段私が彼らにされているように、胸の小さな尖りをくに♡くに♡♡と指で捏ねまわす。
両方の乳首を中指の腹でもって、円を描くように刺激するのだ。すると、最初は柔らかかったそれが徐々に硬さを持ち始める――雪のように白いミハイルお兄様の肌に、赤く色づいてきた乳首がよく映えた。
「綺麗……♡わかりますか? お兄様の乳首、赤くなってきてる……♡♡」
「こ、言葉にされると結構恥ずかしいな……」
くに♡♡くりゅっ♡♡と乳首を捏ねながら、何度か触れるだけのキスを繰り返した。
「んふ、ぅ♡ちゅっ……♡♡」
「く――んん、っ♡くすぐったいな……」
目元をほんのりと赤くしたミハイルお兄様が、ふるりと肩を震わせる。
それを見て、私はきゅっ……♡と乳首をつまむ手に力を込めた。
「ぁ゛ッ……♡♡ちょっと、抓るのは……」
「ごめんなさい、お兄様……お兄様のお声、可愛らしくて……♡」
いつもは一方的に犯されてばかりだから、こうして私が攻めてみるのも面白いと思ってしまう。
だが、笑いかける私とは裏腹にミハイルお兄様はきゅっと唇を尖らせた。
「やられっぱなしなのは性に合わないな。……君だって乳首抓られるのが好きなくせに……♡」
「っひ、ぁ♡あ――ま、待って……♡」
「君だってやめてくれなかったんだから、僕もやめてなんてあげないよ」
きゅ♡きゅっ♡♡と、長い指先が私の乳首を引っ張り始めたのはその時だった。乳房が伸びて、絶妙な力加減で背筋に電流が走ったようになる。
「んは、あっ……♡♡あ♡ひぅっ……♡♡」
「二人で乳首触りっこ、気持ちいいね……♡」
クスクスと笑うミハイルお兄様が、更に下から乳房を持ち上げた。
たゆん……♡と柔らかな乳肉が持ち上げられると、付け根から乳首に向けてゆっくりと指先が沈んでいく。
「んぁあっ……♡♡」
「マッサージしてあげる♡ん、っ♡♡あぁ、やっぱり気持ちいいなぁ――柔らかくてすべすべのおっぱい、僕も大好きだよ……♡♡」
ミハイルお兄様に囁かれながらおっぱいを絞るように揉まれて、腰が自然と揺れ動く。
気持ちいいけど、決定打にはならないもどかしい快感だ。お腹の奥がジクジクと疼き始めて、思わず喉の渇きを覚えてしまう。
「あ、ぁあっ♡お兄様、っ……♡♡んぅ♡これ、だけじゃ――ぁ、ああっ♡」
「足りない? ……うん、僕も物足りないなぁ。……ほぉら、足を開いてごらん」
よしよし、と子どもをなだめるように片手で頭を撫でられて、言われた通りに膝の上で足を大きく広げてみた。
すると、ミハイルお兄様がドレスの裾をたくし上げる。その奥に秘められていた下着をずらすと、指先がぢゅぷっ……♡♡と挿入された。
「お゛ぅっ……♡♡♡」
「あは、もう濡れてる――ぐちゅぐちゅ言ってるの、聞こえるかな?」
ぢゅぷっ♡ぬ゛ぢゅっ……♡♡ぐぷぷっ♡ぶぢゅっ♡♡ぬ゛ッ♡ぬ゛♡♡♡
指先が細かく動く度に、熱い蜜がかき混ぜられてお腹がきゅんきゅんと疼いた。私は体を軽く揺さぶりながら、お兄様の体にしなだれかかる。
「はぁ♡あ、んっ♡♡♡お兄様……♡♡おちんぽ♡おちんぽ欲しいぃ……♡♡」
「もう? ……すぐに濡れておちんぽ欲しがるなんて、本当にいやらしい子になっちゃったね」
「うん……♡♡わ、わたし――ミハイルお兄様のおちんぽほしい、っ♡いやらしい子に、な――なっちゃい、ました……♡♡♡」
はふ……♡と息を吐くと、お腹のあたりに硬いものが当たる。
どうやら私の痴態を見て、ミハイルお兄様も興奮してくれたみたいだ。
ぐりぐりぐり……♡♡と布越しに勃起したおちんぽを押し当てられて、目の前がくらくらしてきてしまう。
「ください♡♡お兄様のおちんぽ……♡よわよわ妹おまんこに挿入れて♡♡♡おちんぽナシじゃ生きていけない妹まんこ♡お兄様のおちんぽでしつけてほしいです……♡♡」
「っ……♡いつの間に、そんな言葉を覚えたんだい……?」
誰に教わったのかな――そう言いながら、お兄様がベルトを緩め、大きな肉幹を取り出した。
いきり立つその肉棒を、下着をずらしたままの蜜壺に押し当て――そのまま、ぐぐっ♡♡と腰を押し進められる。
「お゛ほ、ぉおおっ……♡♡」
「こらこら♡図書室では静かにしなくちゃ、ねっ♡♡」
「ん゛んぅ~~~ッ♡♡♡」
ぶぢゅんっ♡と一息に奥まで突き上げられて、一瞬呼吸が止まった。
たった一度の突き上げで簡単にイかされてしまった私は、ミハイルお兄様の膝の上でガクガクガクッ♡♡と痙攣を繰り返した。
「お゛♡ほぉおっ……♡きひゃ、ぁ♡おちんぽ♡♡♡おちんぽ入ってきたぁっ……♡あ♡あぁっ♡♡」
「くっ……♡」
ぬ゛ぷっ♡ばちゅんっ♡ぱんぱんぱんっ♡♡どちゅんっ♡♡♡
リズミカルに腰を動かしながら、ミハイルお兄様は私の首に軽く歯を立てる。皮膚に犬歯が食い込んで、更に体の震えが止まらなくなった。
「あぁあっ……♡♡あ♡ひ、ぅうっ♡♡」
このまま、お兄様に食べられちゃうみたい。
被食者の興奮と快感を味わいながら、膣内がぎゅぅうっ♡♡と収縮する――それを見計らったように、お兄様はぬ゛ぱんっ♡♡と大きく腰をグラインドさせた。
「イぎ、ッ♡♡」
「はぁっ……♡こんな、っ♡♡キツくて小さなまんこ……♡♡♡我慢、できないっ♡♡ごめんね♡ごめんっ……♡♡♡」
「おぁ゛♡♡お゛ッ♡ん゛ぅうっ♡♡♡ッふ♡ぁ゛、あぁっ♡♡」
力強く何度も膣奥をノックしながら、ミハイルお兄様は繰り返し私に謝罪の言葉を告げた。
どんどん激しくなっていく腰遣いは確かに暴力的と言えたが、それでも私は、この状況が愛しくて仕方がない。
「ん゛、ぁぁッ♡♡あ♡お兄様っ……♡♡」
先ほど触れた乳首を、同じようにきゅっ……♡と摘まんでみる。
その瞬間、ミハイルお兄様はぐっと息を飲み、力強い抽送を繰り返してきた。
「っ……く、ぅうっ♡あ、ぁっ……♡♡そんな風に、触られたらっ……♡♡」
ぶちゅっ♡♡ぬ゛ぷんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ばぢゅっ♡♡♡ぬ゛ぷぷっ♡
思い切り子宮口を突き上げられ、その度に目の前で星が爆ぜる――背筋がぶるりと震えたかと思うと、ミハイルお兄様は再び私の首を軽く噛み、それから大きく息を吐いた。
「出るッ……♡」
「く、ぁあっ……♡♡」
どっぷぅ……♡とお腹の中で爆ぜた熱に、思わず声が漏れる。
はち切れそうなくらい怒張していたおちんぽから、熱い飛沫が流し込まれる――♡
「お゛ぉ、ッ……♡♡お兄様、っ♡あ♡ああっ……♡♡♡」
びゅくびゅくと熱い液体を流し込まれ、私も全身を硬直させて深い絶頂を極めた。お腹の中から広がっていく熱が愛しくて、そのまま逞しい兄の体にしなだれかかる。
「んぅ……♡は、っ♡♡♡い――いっぱい、出ましたね……♡」
「……あんな風に煽るから、我慢ができなくてすぐに出してしまったよ……はぁ、もっと楽しみたかったのに」
呼吸を整えつつ、残念そうに口を尖らせたミハイルお兄様が肩を竦めた。
確かに、お互い達するには少し早かったかもしれない――でも、こんな風に図書館で交わることなんてまずないから、少しだけドキドキしてしまった。
「……ねぇ、ミハイルお兄様。この後のご予定は……?」
「僕はない、けど――続きしたいの?」
「はい……♡もう少しだけ、ここで……お兄様と一緒にいたいです……♡♡」
少しだけ我儘を言っても、許してもらえるだろうか。
耳元でそっと囁くと、膣内に埋められた熱が再び硬さを取り戻したような気がする。
「もちろん。君が、そう望んでくれるなら……」
優しい声とともに、背中を撫でられる。
私たちが再びお互いの唇を重ね合うまで、然程時間はかからなかった。