24/08/03 新しい短編を追加しました。ファンタジー+1

それは小さな棘に似て

 ――父は、私が生まれた時から絶対的な強者として君臨していた。
 上には何人も兄がいたし、私が育ってからは弟も生まれた。だから、父の側にいた女性が彼らの母親だということも知っている。

「お父様が、一番愛した奥様はどなたなんですか?」
「……なにを、藪から棒に」

 一通りの閨事を終えた室内には、甘い微睡の空気が流れていた。
 今日は父の部屋に呼ばれ、先ほどまでお互いの体を貪りあっていたが――ふとそんなことが気になった私は、父に直接聞いてみたのだ。
 父の寵愛を受けた女性はたくさんいて、そのうちの何人かとは子を作っている。
 これが他種族の場合だと、その女性は王族として迎え入れられて丁重に扱われ、王と次の世代を育てたりするのだろう。
 だけど、竜族は――竜族だけは違っていた。

「お前も知っているだろう。私たち竜族にとって、他種族の伴侶はあくまで借り腹だ。彼女たちもそれをわかっていたし、特段愛を乞われたこともない」

 竜族は、非常に長命な種族だ。
 個体としてあまりに完成されており、それゆえに生殖という一点についてはとても弱い。子ができる可能性が非常に低いうえに、生育に時間がかかるのだ。
 お父様の元に何人もの子がいるのは、王族だから。そうでなければ他種族の女性は迎え入れられないし、育てることも難しい。
 元々竜族に女性が生まれるのは本当に珍しいことで、ゆえに『借り腹』として他種族の女性を娶り、子を宿すことは伝統的に行われてきた。
 相手の種族も、竜族との友好関係を他の種族や国家に示すことができる――政治的な後ろ盾が生まれるということで、お互いの利益が合致しているがゆえに続いている伝統だ。

「お前の母も、ルカの母も変わらない。……だが、お前だけは別だ。竜族の姫――純血の竜族を産み育てることは、我らが種族の悲願」

 お父様の手が、すり……とお腹に触れた。
 優しく、けれどどこか熱を帯びた指先が、たっぷりと注がれた精液が渦巻くであろう子宮のあたりをすり……♡すり……♡と艶めかしく撫でてくる。

「っ、ふ……♡♡あ、ぅ♡」
「ここに自らの種を宿せたなら――それだけで、私の夢は完遂される」

 トン、と下腹部を長い指で叩かれると、私の体は簡単に発情してしまう。
 びくんっ♡と体を震わせた娘の様子に気が付いたのか、お父様は薄く笑みを浮かべて再び私の上に覆いかぶさってきた。

「物欲しそうだな?」
「ん……♡パパにお腹トントンされた、ら……も、我慢できなくなっちゃって……♡♡♡」

 本能に逆らうのは、たとえ竜であっても難しい。
 いや――私たちだからこそ、同族の血を求めずにはいられない。
 ほぅ、と息を吐いた私の服を、再びパパが脱がせにかかってきた。

「ん、ふ……♡♡」
「それと――これは男としての、単純な独占欲なんだが。私は自分の種でお前を孕ませたいと思っているよ。ルカでも、アラムでなく、この私を」

 しゅるん、と身にまとっていたものをほどかれて、裸体をあらわにされる。
 先ほど何度もイかされた体は、まだしっかりと快感を覚えていた。

「っ……パパ、ぁ♡また――お、おまんこ触ってほし、です……♡♡」
「もちろんだとも」

 薄く笑ったパパが、身を屈めて私の足を開く。
 うっすらとほころんだ花弁にぢゅ……♡と舌を這わされると、たちまち腰のあたりが熱くなった。

「ッ、ひ♡ぉ゛ッ……♡♡♡ふ♡ぅ、ぁあっ♡」

 ちゅぱ♡♡ぢゅるるっ……♡ちゅ♡くちゅっ……ぢゅぽ、ぢゅるっ♡♡♡
 長い舌でおまんこを開かれ、溢れ出してきた愛蜜を吸い上げられる。パパの大きな手で太腿を掴まれて口唇愛撫をされると、なんだかそのまま食べられてしまいそうな気持ちになってきた。

「ふ……♡あ、ぁ♡」
「先ほど何度も果てたから、こんなに――まだナカが熱いな。ん? これなら慣らさずに私を受け入れられるか」
「ぁ――は、はい♡♡大丈夫です……♡この、まま♡♡おまんこの中、思いっきり突っ込んでいただい、てぇ……♡♡♡んぉ♡大丈夫♡大丈夫、らからっ……♡」

 ぐぢゅ♡ぬちゅ♡♡と軽く舌でおまんこを愛撫され、頭の中がピンク色に染まっていく。
 ――早く、パパのおちんぽが欲しい。
 思いっきり私のナカを押し開いて、今すぐ皇帝おちんぽでめちゃくちゃに犯してほしい……♡
 子宮の疼きを伝えるようにへこへこ♡と腰を揺らすと、パパはすぐに屹立した肉竿を取り出してくれた。たっぷり射精したばかりだというのに一切萎えていないおちんぽは、小さな蜜壺を食い荒らそうとダラダラと涎を垂らしていた。

「っ、あ♡ぱぱ♡♡パパ、ぁ……♡早く♡♡ん♡おちんぽ♡いれてくらさ、ぃ……♡♡ほしい♡皇帝ザーメン注いでほしい、です♡パパのカッコいいおちんぽ様で♡♡私のお姫様おまんこ♡たくさん種付けしてください……♡♡♡」

 いつものように、できるだけはしたない言葉を使っておねだりをする。
 するとパパは軽く目を細め、熱く滾る先端をぴっとり♡とおまんこの割れ目に押し当ててきた。

「ぉ゛……♡♡♡」

 ふー……♡ふー……♡♡と、興奮しきった呼吸を止められない。
 ゆっくり、焦らすように刀身が挿入されると、腰のあたりの甘い痺れが放射状に広がっていった。

「ん゛、ぁああっ♡♡ぁ゛、ぐぅ♡ひ♡ぃ゛、ッひ……♡♡」
「く――」

 ず、ばぢゅんっ♡♡と一息で最奥まで貫かれて、世界が一瞬ひっくり返ったような気がした。
 パパはそのまま、私に一切気を使うことなく、どぢゅっ♡どちゅっ♡♡と大きく腰を動かし始める。

「ん゛ッ♡♡ひ♡ひぁ゛♡ぁ゛、ぇえっ……♡♡ぉ゛♡ぱぱ♡パ、パぁ♡♡」
「お前が一番だ――ッ、こうして……私の愛を受け止めることができるのは……♡」

 ふぅぅ……♡♡と熱い息を吐いたパパが、すっかり降り切って種を乞う子宮口に、ぐりぐりぐり♡♡と亀頭を押し付ける。愛しい人とのディープキス、あるいはこれから徹底的に犯しぬくという宣戦布告に、雑魚メスおまんこはすっかり屈服しきってきゅんきゅんっ♡と甘ったるく疼くばかりだ。

「ほ♡ぉ゛ッ……♡♡♡パパの、おちんぽぉ……♡♡しゅき♡んぅ♡♡♡これ好きぃ……♡」
「ん? なにが好きなんだ……?」
「こ、ぇ♡これぇ……♡♡♡つよつよおちんぽ様、でぇっ♡子宮口ディープキスぅ……♡♡んぅ♡こんな♡こんなのぉっ……♡♡♡おまんこ勝てない♡勝てるはずないのにっ……♡あぁっ♡♡」

 ぬ゛ぱっ♡♡ばぢゅっ♡ぱんぱんぱんっ♡♡♡ごぢゅっ♡ぬぷぅっ……♡♡
 切ない悲鳴を上げる私の膣内を思い切り凌辱しながら、パパが一心不乱に腰を振る。
 一突きされるたびに気持ちよくて愛しくて、それ以外のことはほとんど考えられなかった。ひたすら、パパの逞しい腕に抱かれて愛されるのが嬉しくてたまらない。

「ん、ふぅ♡パパ♡ちゅー、して……♡♡んんぅ♡ちゅ♡ッふ、ぅっ……♡♡♡ンぁ♡むっ……♡」

 私がくちづけを願うと、パパはすぐに叶えてくれた。
 ぱくんっ♡と、本当に捕食するかのように唇を食べられ、長く肉厚な舌で咥内を蹂躙される。
 ぐぽ♡ごぽ♡♡と重たい音を立てながら口の中をいじめられるのが心地好くて、私は広いパパの背中にそっと腕を回した。
 とちゅっ♡とちゅっ♡♡と子宮口を何度もノックされて、腰のあたりがムズムズと疼いてくる。

「は、ぁっ♡♡ん♡パパッ……♡♡♡」
「ぐ……」

 肉厚の雁首で悦い場所を擦られ、更に大きな手が乳房を揉みしだいてくる。
 国の采配をとるその手が、やや乱暴に下からおっぱいを持ち上げ、ぐに♡ぐに♡♡と形を変えるほど強く指先を沈めてくる――目の奥がパチパチと明滅するほど気持ちよくて、彼に愛されているんだという実感が心から湧き出てきた。

「ひ♡ぃっ……♡♡♡あぁ♡きもち、ぃ♡ぱぱ♡♡あ、ァあっ♡♡♡」
「……いい子だ。こんな風に乳首を尖らせ、必死に触れてほしいと懇願する……お前は本当に美しい」

 ちゅ♡と瞼にキスをされて、泣きそうなくらいうれしくなる。
 ――パパにたくさんの『妻』がいることは知っている。私は母の顔さえ見たことがなかったが、それでも美しい人だったのだというのは、他の兄弟たちの母親を見て知っていた。
 けれど、今はたった一人。
 この強い雄の寵愛を受けているのは、私一人だけ。

(そんなことを考えるなんて、はしたないけど――)

 それでも、雌としての本能が震えるほど喜んでしまう。
 このひとを独占しているのは私だけ。このひとの愛を受け止めているのは――私だけなのだと。

「……パパ」
「うん?」
「もっと……いっぱい、おちんぽ突いて……♡♡パパにいっぱい、気持ちよくしてもらいたいから……♡」

 上ずった声でおねだりをすると、パパは目を細めて私の頭を撫でてくれた。
 父の顔と雄の顔を一緒に見られる、この瞬間が一番大好きだ。

「もちろんだとも」
「っ、ぁ゛……♡♡ひ♡」

 ぬちゅ……♡♡ぐちゅ♡ぬぷっ♡ぱんっ♡♡どちゅっ♡♡ごりゅ♡ぱんぱんぱんっ♡♡
 激しくなったピストンで、おまんこの気持ちいいところを一気に擦られる。長大で、お腹の中をみっちりと押し上げるようなおちんぽの感覚に、腰が自然と揺れて足が絡まってしまう。

「はひ♡ひ、ッ……♡♡ンぉ♡ぉ゛ッ……♡♡ほ♡ぉおっ♡♡」
「ぐ……先ほど注いだ分が、溢れてきてしまったな……?」
「あ、はぅっ♡ごめん、なさっ……♡♡あぁ♡ン、ぁっ♡♡ひっ……♡♡♡」

 ぬ゛ぶっ……ずりゅぅ♡と奥まったところをおちんぽで突き上げられ、軽い絶頂を極めてしまう。
 つい先ほどの交合で注ぎ込まれた精液が、愛液と混じってどろ……♡と結合部から溢れ出していた。

(あ♡あぁっ……♡♡♡もったいない♡パパのせーし♡いっぱい注いでもらったおちんぽ汁……♡♡♡)

 そんな考えがよぎって、とっさにお腹に力を入れてしまう――すると、膣内がぎゅっ♡と締まったようで、パパが軽く繭ぉ゛寄せた。

「ん……大丈夫だ。大丈夫、だから……」
「パパ……♡♡」
「もう一度、ナカに注いでやる。……しっかり孕みなさい」

 低く甘い声で囁かれ、子宮が屈服する……♡♡
 雌としての本能が『このひとの種で孕む♡』『絶対受精する♡♡』と叫んでいるみたいだった。
 一段階速度を上げた抽送と共に、私はこくこくと頷いた。

「は、はらみます♡♡パパのせーし、でっ♡♡ンっ♡ぉ゛♡たまご孕みますぅ……♡♡♡ちょうだい♡パパの精液♡♡娘おまんこにびゅ~~って出してぇ♡♡しきゅー♡いっぱいにしてくらひゃい……♡♡♡」

 んへぇ♡と媚びた笑顔でお願いすると、パパがばぢゅんっ♡♡と力強く奥を穿ってきた。

「ん゛、ぉお゛ほ♡♡ほ、ぉ゛ッ……♡♡♡」
「無論――しっかりと孕ませてやろう」
「ん゛、ぎっ……♡♡ひ♡あぁ、あ♡ん゛ォおっ♡♡♡ひぎゅ、ぅっ♡♡んぇ♡ぁ゛♡ああっ♡や、もっ――♡♡」

 しっかりとしたつくりのベッドがギシッ♡ギシッ♡♡と軋むほど強く腰を打ちつけられて、目の前が白くなったり黒くなったりを繰り返す。
 ぶっといパパの腕にしがみつきながら、私は必死に腰を振り、強い種汁を受け取ろうと膣内を収斂させた。

「ひぅ♡ンっ……♡♡♡パパ♡パパッ……♡♡もぉイく♡んぉ♡♡おまんこイく♡♡♡イく、ぅうっ♡」
「イけ……しっかり受精しなさい……♡」
「ッ、んぁああっ♡♡」

 ビクビクビクッ♡♡と体を震わせて深い絶頂を極めた瞬間、父の精液がびゅ~~~~ッ♡♡♡と勢いよく注ぎ込まれた。
 古い欲望を押し流すような大量の吐精に、自然と腰が揺らぐ。この優秀な雄の種を一滴たりとも逃さないと、おまんこがぎゅうぎゅう収縮して精液を咀嚼しているみたいだった。

「ッひ……♡♡お゛♡お゛、ぉっ♡♡♡」
「いい子だ……今宵もしっかりと、私の欲を受け止めてくれた」
「は、ェ……♡♡パパ♡パパ、ぁ……♡」

 パパの大きな手が、今しがた大量の精液を飲みこんだ下腹部に触れる。愛しげに、慈しむようにお腹を撫でるその表情はとても穏やかで、最強の竜種と呼ばれている姿よりずっと美しく見えた。

「お前だけだ。私は――もとよりお前と愛しあうために、生まれてきた」

 きっとそれは、兄や弟、叔父たちも同じだろう。
 甘い声音でそう囁いた父が、私の目元に温かくて大きな手のひらを当ててくれる。

「……眠りなさい。今はこのまま」
「う、ん……」

 柔らかな声音に誘われて、睡魔がベッドのそばに忍び寄る。
 優しい声に導かれるようにして、私はそっと眠りの縁へと堕ちていったのだった。